中学生の夏休みの自由研究はいろいろなテーマがあるけれど、暑い夏に涼しくなりそうな、ドライアイスを使った実験はいかがですか?
身近な材料でおもしろい実験がいろいろできますよ。
中学生の夏休みの理科の自由研究として、ドライアイスを使った簡単な実験からちょっと高度なものまで多数ご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
自由研究 中学生のドライアイス実験のいろいろ
ドライアイスを使っておもしろ実験!!夏休みの自由研究におすすめ!
ドライアイスはケーキやアイスクリームを買ったときにもらえたりして、身近な材料ですね。おうちにある材料で手軽に実験できるので、自由研究におすすめです。
ドライアイスの性質を生かした簡単な実験から、ちょっと高度な実験まで、いろいろご紹介します。
簡単な自由研究 中学生向けドライアイスの実験
ドライアイスを使った簡単な実験をいろいろご紹介します。
実験の内容は小学生レベルかもしれません。でも、実験の目的をきちんと書き、実験の結果がなぜそうなるかなどを写真をそえて詳しくレポートすれば、立派な中学生の自由研究になると思います。
(1)~(7)は下記のサイトをご参照ください。
(1)ドライアイスを滑らせる
(2)ドライアイスに湯をかける
(3)ドライアイスをビニール袋や風船に入れる
(4)ドライアイスの鉄砲
(5)ドライアイスでろうそくの火を消す
(6)ドライアイスの上にシャボン玉を浮かべる
(7)シャーベットをつくる
(8)ドライアイスで洗剤の泡がたくさんできる
洗剤にドライアイスを入れると、一気にたくさん泡が出てきます。
(9) ドライアイスで演奏会
http://site.ngk.co.jp/lab/no118/index.html
(10)電子レンジでドライアイスは溶ける?溶けない?
http://www.ctv.co.jp/hapiene/lovelabo/2006/1008/index.html
自由研究 中学生 理科のドライアイスを使った実験
工作が必要な実験
ちょっとした工作が必要ですが、ダイナミックな実験ができます。工作がお好きな方はトライしてくださいね。
(1)噴射によって生まれるパワー
http://site.ngk.co.jp/lab/no89/index.html
(2)ドライアイスで動くシーソー
http://site.ngk.co.jp/lab/no87/index.html
ドライアイスの正体が二酸化炭素(CO2)であることを確かめる実験
ドライアイスは二酸化炭素(CO2)の固体です。ドライアイスは固体から液体を介さずいきなり気体となります。これを昇華といいます。
ドライアイスが二酸化炭素であることを確認する実験をいろいろご紹介します。
(1)ロウソク実験
火の点いたロウソクとドライアイスを一緒にし、その上にコップをかぶる。炎の消えるまでの時間をロウソクだけの場合と比べる。(ドライアイスと一緒にした方が早く消えるはず)
(2)リトマス試験紙実験
水にドライアイスを溶かし、リトマス試験紙を入れてみる。水だけの場合、氷水の場合もやってみて、リトマス試験紙を比較する。差があるはず。
(3)味をみる
ドライアイスを溶かした水をちょっとなめてみる。炭酸水のような刺激があるはず。
(4)石灰水実験
ドライアイスをビニール袋に入れ、袋がふくらんだらその液体を石灰水に吹き込む。石灰水が白濁するはず。
その他ドライアイスを使った実験
ドライアイスを使ったちょっと高度?なその他の実験をご紹介します。こちらもぜひやってみてくださいね。
(1)超低温実験
ドライアイス+エタノールで全てを凍らせる超低温を作る!
無水エタノールの中にドライアイスを入れると、ドライアイスの昇華温度とエタノールの凝固点が近いために、混合すると約-70℃になります。
お花とかいろいろ凍らせてみてください。アイスクリームも作れますね。
くれぐれも凍傷にならないよう注意して実験してくださいね。
(2)氷晶を作る―過冷却雲への種まき―
最初に過冷却雲を作って、そこへドライアイス粉末を入れると、あっという間に過冷却雲が氷晶雲に変わるという実験です。
詳しくは下記の本の実験6.23をご覧ください。
(3)霧箱を作る
霧箱とは放射線の観察ができる箱のことです。簡単な霧箱がドライアイスを使って作れます。ぜひ放射線を観察してみましょう。
ドライアイスの入手方法
ドライアイスは少量ならスーパーなどでももらえますが、自由研究に使う場合はある程度の量が必要ですよね。
ドライアイスは氷屋さん、葬儀屋さんなどから購入してください。
通販でも購入できます。
|
ドライアイスの取り扱いの注意
ドライアイスは超低温で二酸化炭素を発生しているという性質上、凍傷と酸欠などに要注意です。くれぐれも気をつけて実験してくださいね。
・容器は絶対密閉しない。
・ドライアイスを地下室などの密室では絶対使用しない。
・ドライアイスを室内で使用する場合は、窓を開け、充分に換気を行う。
・ドライアイスを車中に持ち込む場合は必ず後部トランクに入れる。車室内だと酸欠を起こし危険。
・ドライアイスを直接手で触れたり、口に入れない。凍傷のおそれがある。
・ドライアイスを割って使うときは、布か包装紙の上から割る。破片が目に入ると危険。
・ドライアイスは小さな子供の手の届かない場所に保管する。誤飲等の危険あり。
まとめ
ドライアイスは身近な材料でありながら、いろいろな種類の実験ができ勉強になる優れものです。
自由研究のテーマとして、楽しみながらいろいろ実験してみてくださいね。
自由研究のまとめ方は下記のページをご参照ください。
中学生 自由研究 理科のレポートの書き方を解説!これで簡単にまとまるよ!