中学生の夏休みの自由研究に雲についてはいかがですか? 夏に発生しやすい雲もありますし、夏は雲の観察によいときです。

自由研究 中学生向けに 雲の観察雲の作り方についてまとめてみました。参考にしてくださいね。

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自由研究 中学生 雲について

雲は毎日の天候にも関係しますし、毎日見られるとても身近な存在ですね。ですから自由研究としても小学生から人気があります。

でも中学生らしい雲の自由研究ももちろんできますよ。高校生だってできます。

どうぞ中学生ならではの自由研究をやってみてください。

雲について、主に「雲の観察について」と「雲を作る実験」についてまとめてみました。

中学生 自由研究 雲の観察の方法

雲の種類はいくつ?

雲の種類はわずか10種類だとご存知でしたか?

10種雲形といって、雲はできる高さと形で次の10種類に分けられています。

巻雲、巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、乱層雲、積雲、層積雲、層雲、積乱雲

また、10種雲形をさらにその形や並び方で細かく仲間分けしたとき、変わった雲の名前の例は次の通りです。

波状雲、乳房雲、レンズ雲、蜂の巣状雲、尾流雲

それぞれの雲がどんな形をしているかなどは、下記のサイトなどを参照してください。

http://shizenjin.net/guide/cloud/index.html

また、雲の種類については以下の本が参考になります。

お天気博士になろう!(2) 雲の大研究 [ 日本気象協会 ]

雲の観察の方法

★観察の場所、時間

定点観察がよいです。自宅から近い観察しやすい場所を決め、同じ時間に毎日観察しましょう。

もし気象の変化があれば、できるだけ、その前後にも観察しましょう。

★観察項目

・雲写真を撮り、雲の名前を図鑑等で調べて特定しましょう。

   ※写真の上手な撮り方(http://shizenjin.net/guide/cloud/index.htmlを参考)

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写真の一部に地上の景色を入れましょう(木や建物の屋根や電柱等でも可)。遠近感がでて雲の大きさがわかる写真になります。
太陽の近くの雲はデジカメが苦手とするところなので、できれば太陽とは逆向きの雲がいいです。もし太陽の近くの雲を撮影するときには建物や木で太陽を隠して撮影するときれいに写せます。最初は何枚も縦横や構図をかえて撮影してみて、一番よい構図を探しましょう。次回からは同じ構図で定点観察してみましょう。

・気温、湿度、気圧、風(風向き、もし風速計があれば風速等)、天気・降水状態(雨の降り方、量など)

★観察期間

夏休み期間中でできるだけ長く。

観察記録のまとめ方

(1)毎日、雲の種類(写真付き)と各データを一覧にする。

(2)どんな雲の日が多かったのかなどをまとめる。

(2)天気(降水等)や気温等のデータの変化と、雲の変化との関係を見出してレポートにまとめる。

気象の変化と雲との関係がわかれば一番よいですが、特に天気に変化がない場合にも毎日の雲の種類を記録するだけでも立派な自由研究になりますよ。

ここは小学生にはできないこと。中学生らしくまとめてみてください。

自由研究 中学生 雲の作り方

実際の雲の観察のほかに、「雲とは何か?」「雲はどうやってできるのか?」を調べるために、雲を作る実験もしてみましょう。

★用意する物

・1.5リットル炭酸用ペットボトル…1個
・計量カップ…1個
・線香
・ライター

★雲の作り方の実験方法

下記をご参照ください。

http://mizuiku.suntory.jp/kids/research/j2_5_1.html#contentsAnchor

★なぜ雲ができるのか?

雲は空気中の水蒸気とちり等の集まりです。雲ができる上空は気圧が低いので、空気が空に上がっていくと、急に膨張し温度が下がります。
すると、空気中に含まれていた水蒸気が冷されて凝結し、ちりに集まって水や氷のつぶになります。これが雲の正体です。

★【別の方法】線香を使わなくても雲ができます。

 
★レポートのまとめかた

雲を作る実験自体は簡単で小学生でもできます。でも雲の写真を撮り、なぜそれが雲といえるのか、なぜ雲ができるのかなどを調べて自分なりに丁寧にまとめれば、上記の雲の観察記録と合わせて立派な自由研究になると思います。

※レポートのまとめ方は本ブログの下記のページもご参照ください。

中学生 自由研究 理科のレポートの書き方を解説!これで簡単にまとまるよ!

まとめ

自由研究のテーマに雲を選ぶのはポピュラーかもしれません。でもあなたが観察する雲は誰のものでもありません。

そのとき観察する雲はそのときだけのものですし、レポートのまとめの工夫でオリジナルな自由研究がいくらでもできますよ。

ぜひいろいろな雲を観察してみてくださいね。

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