夏休みの自由研究に理科のあるテーマを選んで、実験や観察も無事終了した。

でも学校に提出するレポートはどう書くの? 書き方やまとめ方がイマイチよくわからない、と悩んではいませんか?

実はレポートの書き方には多少のきまりがあるのです。そのきまりを覚えてしまったら、意外と簡単にレポートが書けますよ。

中学生 自由研究 理科のレポートの書き方を解説します。参考にしてくださいね。

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中学生 自由研究 理科の書き方とは?

自由研究は学校の宿題なので、研究成果としてレポートをまとめ、学校に提出する必要があります。

レポートといえば、主に実験結果や観察記録のことと思っていませんか?

実はこのレポートは、実際に理科の実験や観察を行うずっと前から始まっているのです。
詳しくは下記で説明しますが、自由研究のレポートは、テーマを考えるところから始まります。

どんなテーマでどんな実験・観察、調査を行うか、と考え始めたところがスタートです。
この時点ではまだきちんと清書する必要はありませんが、テーマの構想段階からレポートは始まっているということを覚えておいてください。

 

理科の自由研究 中学生向けのレポートの書き方

理科の自由研究のレポートの書き方には一定のきまりがあります。

この決まりは中学生の自由研究にとどまらず、大人になっても使える理科系の一般的なレポートの定形ひな形のようなものです。

この形式を覚えておけば、一生使えると思いますよ。

書き方は次の通りです。

 
(1) 表紙

題名(テーマ)
(【例】○○○の△△△について、○○○は▲▲▲であったか?、△△△の◆◆◆についての観察等)

学年 クラス  氏名など

 
(2) 研究の動機や目的、このテーマを選んだ理由、きっかけなど

なぜそのテーマにしたのか、そのテーマに興味を持った理由やきっかけ、どういうことを知りたいと思ったのかなどを書きます。できれば複数あげるとよいでしょう。

【例】
「~をしているときに~に疑問を持ち、調べたいと思ったから」
「~が大好きだからもっと調べたくなって」
「テレビ(新聞・雑誌・本等)で見た(知った)~のことが気になったから」
「身近な~に興味があったから」
「~が~なのはどうしてか、不思議に思ったから」 など
 
 
(3)実験や観察の方法、準備したもの

実験・観察の方法を書きます。

【実験の例】

~を~と~を使って~し、その結果を~で測定する。等

【観察の例】

~を~し、~という環境下で~日間、毎日~を観察する。等

準備した材料や道具を書きます。

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きれいに並べて写真も撮っておきましょう

まず、ここが頭を使うところ第一弾ですね。どんな方法がよいか、よく考えて書いていきましょう。

 
(4)結果の予想

実際に実験・観察を始める前に結果の予想を立てて、記録しておきましょう。その理由も書きます。

 
(5)実験の結果、観察記録

事実を記録しましょう。絵や写真も使って記録するとよいです。結果は文章だけでなく、図、表、グラフなども使ってわかりやすくまとめましょう。

ここに書くのは事実だけです。自分の考え、感想などは入れません。

 
(6)考察 (実験・観察からわかったこと)

事前の予想と一致していたか、違っていたか。
予想と違う結果になったときは、なぜそうなったのか。
予想と合っていた場合もその根拠を調べて書くとよいです。

頭を使うところ第二弾です。自分なりの考察を書いてみてください。

もしあまりにも予想と違う結果になったときは、その原因にもよりますが、「再実験に進む」なんてことにもなるかもしれませんね。

 
(7)反省や感想 今後やってみたいこと

実験・観察を実際に行ってみてわかったこと、率直な感想や反省を書きます。次の研究への展望や意欲も示せればなおよいです。

 
(8)参考にしたサイトや文献

調査に使ったインターネットのサイト名・ページタイトルやURL、参考にした本(タイトルと著者名)などをまとめます。

※注意:レポートはだらだらと書かないで、できるところは箇条書きを使いましょう。

★書き終わったらすること

(1) 読み直してチェックしましょう。

・誤字・脱字がないか。
・表やグラフに数字の間違いなどはないか。
・助詞(テニヲハ)は正しいか。
・意味が通らない箇所はないか。
・字が小さすぎたり、行間がつまりすぎたりして読みにくくはないか。
・絵、写真、図表、グラフのレイアウトは適切か。
・言いたいことが伝わるレポートになっているか。

など。

おうちの人にも読んでもらうとよいでしょう。

(2) ページをふり、目次をつけたら完成です。

なお、レポート用紙に書く場合以外に、模造紙や画用紙などにまとめる方法もあります。
その場合には、絵や写真、図や表、グラフなどを含めて、わかりやすくレイアウトしてみましょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 一定の形式(段階)にあてはめて順を追って書けば、自由研究のレポートもそれほどむずかしいことはありません。

でもレポートは日記ではありません。読み手があってこそ成り立つもの。

自分のいいたいことがきちんと伝わることが大切です。

レポート作成、しっかりやりながらも楽しんでくださいね。

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