仙台七夕祭りは毎年8月6日、7日、8日の3日間行われます。
2016年は8月6日(土)、7日(日)、8日(月)です。
8月5日(金)には例年通り、前夜祭として仙台七夕花火祭も開催されます。
豪華絢爛な七夕飾りは、仙台駅前から中央通り、一番町通りのアーケード街にかけて楽しむことができます。 また周辺部商店街でも昔ながらの素朴な笹飾りを見物できます。
仙台七夕祭りの飾りの由来やその意味をご存知ですか? その意味を知っていれば、よりお祭りを楽しめるのではないでしょうか?
仙台七夕祭りの飾りの由来・意味と作り方、宿泊できるホテルやツアーについてまとめました。
仙台七夕祭りの飾りの由来やその意味は?
仙台七夕祭りの飾りは、「七つ飾り」というもので主に構成されています。
七つ飾りの由来・意味は次の通りです。
★短冊(たんざく)
文字を書いて、学問や書道の上達を願うものです。
短冊は元来、七夕当日の早朝、カラトリ(サトイモ科の芋)の葉にたまった夜露を、洗い清めた硯に移して墨をすり、詩歌(七夕に関係する古歌や自作の歌)を書いたものです。学芸や書道の向上を願いました。現在では「七夕」「天の川」「星まつり」などの比較的簡単な文字や、願いごとを書く習慣に変わってきました。
★紙衣(かみごろも)
七夕竹の一番先端に吊るすという習慣があります。由来は棚機女(たなばたつめ)が織り、神に捧げたという衣です。病気や災害・災難の身代わりとして捧げました。昔は、母や師匠の指導のもとで、裁縫の腕が上がるように願いをこめて縫ったものです。
★折鶴
家内安全と家族の延命長寿を願い折るものです。かつては家の長老の年の数だけ折りました。
★巾着(きんちゃく)
商売繁盛、富貴を願いながら、貯蓄、節約の心を養うものです。しっかりとひもで結ばれており、無駄遣いを戒めています。
★投網(とあみ)
豊漁・豊作を願うものです。仙台近海の豊漁を祈願しました。(網で)幸運を寄せ集めるという意味も含まれています。
★屑篭(くずかご)
物を粗末にしない、清潔と倹約の心がけを養うものです。七夕の七つの飾り物を作り終えたあとの裁ちくず、紙くずを拾い集めて屑篭の中に入れます。
★吹き流し
織姫の織り糸を象徴したもので、昔の織糸を垂らした形を表しています。機織や技芸の上達を願いがこめられています。
吹き流しの最上部にはくす玉が飾られ、「くす玉+吹き流し」が仙台七夕の飾り付けの主役となっています。
仙台七夕祭りの飾りの作り方をご紹介
仙台七夕祭り本番の巨大な飾りはちょっと無理ですが、家でもお家サイズの七つ飾りを作ることができますよ。
作り方の動画をご紹介しますので、折り紙や色紙、花紙を用意してぜひご家族で作ってみてくださいね。
★短冊(たんざく)の作り方
★折鶴の作り方
★紙衣(かみごろも)の作り方
★巾着(きんちゃく)の作り方
★投網(とあみ)の作り方
★屑篭(くずかご)の作り方
★吹き流しの作り方
詳しい作り方はこちらです。→七つ飾りの詳しい作り方
仙台七夕祭りの日に泊まれる宿泊施設
8月5日の前夜祭(仙台七夕花火祭)から、8月6日~8日の七夕祭り期間中に宿泊可能な仙台のホテルを調べました。
仙台市内でも七夕会場に近い市の中心部ほど早く予約が一杯になりますので、できるだけ早く予約されることをおすすめします。
下記リンクをクリックしてご参照くださいね。
8月5日(金)の宿泊
8月6日(土)の宿泊
8月7日(日)の宿泊
8月8日(月)の宿泊
仙台七夕祭りのツアー
仙台七夕祭り単独なら、もちろん個人旅行でOKですが、この際、同時期に開催される、青森ねぶた・秋田竿燈・山形花笠・仙台七夕 の東北4大夏祭りを一気に見たい、と思ったらツアーが便利です。
仙台七夕祭りはアーケード街に飾られた七夕飾りを徒歩で鑑賞するので、座席は必要ありませんが、他の3つの祭りは基本的に座って鑑賞します。大変混雑する祭りでも、ツアーならツアー客専用の座席が用意されていたりしますので楽々鑑賞できますよ。
東北の祭りをとことん一挙に鑑賞してみたい方は、以下をクリックして参考にしてくださいね。
格安仙台七夕まつり(宮城)ツアーの検索・比較 – Travel.jp
まとめ
いかがでしたか?
豪華絢爛な仙台七夕飾りにも、歴史ある深い意味があったのですね。
ただ「きれいだなぁ~」と眺めるだけでなく、その飾りの意味を思い出しながら、そして願い事をしながら七夕飾りを見てみれば、より楽しめますし、いいことがある(願いごとがかなう!)かもしれませんね。
どうぞ十分に仙台七夕祭りをご堪能ください。